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BEACH LIFE BLOG

2016.11.15

ファンダイビング

味覚で魔法をかけられるのか???

もう20年も前の話です。
学生時代、与那国島にはまりまして…
1年間で4回通い、5回目の時はスタッフになってました(笑)

遊びに通っている時と、働き始めてからの感覚は当然違います。
どっちがいいか比較するのは馬鹿げていて、どっちも良かったから、こうして約20年もダイビングの仕事を続けているわけです。

でも最近思うのが、自分がお客さんだった頃の感覚を忘れちゃダメだということ。
もちろん個人差があるので、これを明確に説明するのは難しいのですが、わかりやすく言うと…


人の経験を構成する5つの要素
- 視覚
お客さん立場の時は新鮮に見えていたものが、働き始めると当たり前に見えてきます。
海の中の生物や、島の景色なんかがそうですね。
感動できていたものに感動できなくなってくると言えばいいのか…

- 嗅覚
例えば、タンクの中の空気の匂い、ダイビング器材の匂い、ボートの匂い…
民宿の部屋の匂い、潮風の匂い、島全体の匂いなど。。。
そこを職場とし生活を始めると、これもまた当たり前の匂いとして感じるようになります。

- 聴覚
冬なのにセミの鳴き声が聞こえるなんて、都会じゃ考えられないですよね。
でも今じゃそれが普通だし、それを不思議だとか特別だとか感じませんから。

- 触覚
基本的に海を求めて旅行をします。
だから、海の水(きれいで温かい)、砂浜(白くてサラサラしてる)、港のビット(船を係留するやつね)なんかに触れる感覚というのは、旅行に来てるからこそ新鮮に感じることができました。

- 味覚
これはわかりやすいですね。
沖縄料理は独特ですから。
でも、毎日食べてると独特ではなくなってきます。


アンパンマンアイス
ここでは話を「味覚」に絞ります。
20年前、与那国島にお客さんとして通っていた時、僕の味覚を刺激する強烈な食べ物がありました。
当時住んでいた、神奈川県の川崎市に帰ってからも、想像するだけでヨダレが垂れてくるというか、またすぐにでも与那国島に行きたくなるというか。。。

「アンパンマンアイス」
1つ60円くらいの、どこにでもある普通のアイスクリーム。
一応「当たり」付きで、アイスの棒に当たりの刻印がしてあると、お店に持っていって1本無料でもらえるというシステムを搭載していました。

与那国島に行った時、僕はこれを1日3個くらいは食べていたように思います。
日本最西端の商店「大朝商店」に毎日買いに行くわけです(笑)
与那国島と言えばアンパンマンアイス…
海底遺跡やハンマーヘッドと肩を並べるくらい、僕にとっては重要な存在でした。


味覚であなたに魔法をかける???
あなたには、あなたの記憶を刺激する特別な食べ物がありますか?
実は今、味覚であなたに魔法をかけることができないかの実験をしています(笑)

僕はダイビングガイドです。
料理人ではないので、自分で何か食べ物を作るようなことはしません。
船上での手作りランチとか、僕の中ではありえません。

そこで用意したのが…

ファミリーマートのメロンパン(笑)
ダイビングが終わった帰りのボートで食べるのです。
これを習慣づけることで、僕にとってのアンパンマンアイスのように、あなたにとってのメロンパンにはなれないものかと…

メロンパンを食べたいから石垣島に行こう!
そんなことはありえないのでしょうか?

リサーチしてないから不確かではありますが、もしかしたら、あなたの近所のファミリーマートにも、同じメロンパンが置いてあるかもしれません。
それを食べることで、「嗚呼、石垣島が恋しい!」とはならないのでしょうか?

僕はこの1個108円のメロンパンに、味覚の持つ可能性を感じています。
実際20年前の僕は、1個60円のアンパンマンアイスの魔法にかかってしまったわけですから。。。(笑)






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- ダイビングデータ -
<ポイント> 竹富島南
<水温> 28.5度
<透明度> 30m

今日は北風がやや強く、石崎マンタは断念しました。
向かった竹富島の南は透明度が抜群!
波照間まで行く必要ありませんよ(笑)
透明度が高いエリアは水温も高く、もう11月半ばだというのに、寒さを感じない快適なダイビングが楽しめていますよ!

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